体内時計が狂わない夜勤明けの仮眠のポイント

24時間稼働している介護施設では、定期的に夜勤があります。翌日に疲れを持ち越すか、その日のうちに疲れをリセットするかは、夜勤明けの過ごし方次第といえます。

夜勤明けは、すぐに眠るという方も多いでしょう。心ゆくまで眠って気がつけば夜になっていた…。そんな経験はありませんか?

夜勤明けに睡眠を取ることは、とても大切です。しかし、あくまでも仮眠にとどめておくべきです。本来、私たちの体は朝起きて夜眠るという、約24時間周期のリズムで活動するように作られています。

しかし、夜勤の日はそのリズムが大きく崩れてしまいます。そのため、体内時計をリセットする必要があるのです。体内時計をリセットする方法は、朝に太陽の光を浴びることです。

夜勤明けに太陽の光を浴びると体が目覚めてしまうので、夜勤明けにぐっすりと眠れません。帰り道はサングラスをする、日傘を差すなどして、なるべく日の光を浴びないようにしましょう。

そして、帰宅して眠るときは、光をシャットアウトし、夜の状態を維持することが睡眠の質を高めるコツです。遮光カーテンやアイマスクなどで太陽の光を遮り、夜と同じような環境で仮眠を取りましょう。睡眠時間は2~3時間がよいといわれています。

ここで長時間眠ってしまうと、体内時計はリセットされず、狂ったまま翌日に持ち越してしまいます。眠くても、数時間程度の仮眠に留めましょう。

夜勤明けで大切なのは、なるべく日勤の日と同じような生活リズムで過ごすことです。そうすれば体内時計が狂わず、体調不良を感じにくくなります。